YTR-135は、楽器総合メーカーのヤマハがまだ時ニッカンを買収したばかりの1970年から1976年まで
エントリーモデルである「カレッジモデル」の代表作として販売されていた
Mボアのイエローブラスベルのニッケルメッキのトランペットで、
、
シルキー氏を顧問にして改良を進め設計面でも音を出しやすく配慮されているので各部の作りもしっかりした仕様です。
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小学生でも吹きやすいように息のよく通るように、肺活量が多くない子どもが吹いても響くように作られているので、
とても鳴らしやすく軽くよく響く音色で、小学校でのトランペット鼓隊に普及させるモデルトランペットなため
コスト削減にもなるし、手が小さな子どもにはトリガーの操作は難しいので省略されている。
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音が簡単に出せるように、少ない息でも音が鳴るように設計されているので、
ある程度レベルが上がると、息を入れたくても入らないので、もっといい高い楽器が欲しくなるのかもしれません。
パーンとトランペットらしい音の張りが、とても捕らえやすいポイントに設定してある感じで、
楽器の最適な鳴らし方を身に着けるのに最適なようです。
安い値段の海外モデルに初心者が流れないように対抗して、採算を無視してシェア重視でステューデンドモデルの製造を続けてい来たのかもしれません。
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久しぶりに、取り出したら、抜き差し管が固着していて、抜き取るのに大変でした。
556を管の隙間に吹き付けてしばらく時間を置いて手で引っ張って、少し動いたら
また吹き付けてしばらく時間を置いて手で引っ張ってを繰り返し両腕が痛くなりました。
ブラスソープで内部も掃除してあげました。ニッケルメッキのトランペットは手に持ってじっくり見ていても不思議な魅力がありますね。