Roland MT-80Sのフロッピードライブは2DD専用なので、USBフロッピーエミュレーターも2DD用のものと交換しないといけません。
今回は、SFRM72-FU-DLという型番のエミュレーターを使いました。
まず、本体の後ろのねじを全部はずすと、ぱかっとはずせます。

上から見て左の基盤のねじをはずしてケーブルをはずして動かします。その下にまた基盤が見えます。

基盤のねじをはずして動かします。するとフロッピードライブが見つかります。

フロッピードライブは底の4つの穴でねじで固定されているのではずします。

はずしたところにエミュレーターを取り付けるのです。

エミュレーターのねじ穴が小さいのであらかじめドライバーで穴をぐりぐりして大きくして、ネジが入ることを確認します。
取り付けたら元に戻すだけです。取り付ける前にMT120と同じようにジャンパーピンの設定をします。

電源を入れてからUSBメモリを挿します。USBメモリは、今回はファイルモードで使うので、パソコンでmidiファイルを72kb以内で保存して、このルートが000になります。あとは、001、002、とフォルダを作成してその中に72kb以内のmidiファイルを保存します。
エミュレーターの左のディスプレイが000でUSBメモリを差し込んで、2つある黒いボタンの左を押すと、usbメモリのルートに置いたmidiミディファイルをエミュレーターの内部メモリに読み込みます。
これで、USBメモリを抜いてもmidiファイルを再生することができます。
USBメモリの001フォルダ内のファイルを再生したい場合は、USBメモリを抜いた状態で左の黒いボタンを押してエミュレーターのディスプレイを001に変更してから、USBメモリを挿して左の黒ボタンを押して読み込ませます。容量があればUSBメモリのフォルダは999まで作れます。1000枚分の2DDフロッピーの内容を保存できます。
さよなら、フロッピーディスク!!