ねじをはずして、上下にぱかっと開きます。フロッピードライブのケーブルをはずすと大きく広げられます。
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もうフロッピーディスクドライブがどこにあるのかわかるので、ドライブを固定している4つのねじをはずします。
GOTEK USBフロッピーエミュレーター(SFR1M44-U100K)に取り替えます。
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開いた本体を閉じるために、エミュレータにケーブルを取り付けます。
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本体を閉じて、ねじを戻して完成です。
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420g取り除かれて少し軽く感じます。
しかしながら、数字のランプはつきますが、エミュレーターの緑のランプが点灯してくれません。そしてMT120のディスク操作ボタンを押しても何もメニューが現れません。
そのままでは使えないようです。
MT-120の場合は、Gotekエミュレーターのファームウェアを書き換えないと使えないのかもしれない。しかし、ファームウェアを書き換えると元のGOTEKのファームウェアには戻せなくなってしまう。今の段階では困る。
いや、まだ対策がある。それがジャンパピンの設定だ。
2.54ミリ幅のジャンパーピンをヨドバシカメラで調達。これ1つで送料無料で送ってくれる。しかも受け取り確認あり。ポイントもつく。凄すぎる。
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GOTEKのUSBフロッピーエミュレーターはジャンパピンの設定でready信号やディスクチェンジ信号を出すように変更ができるらしいのです。
ただRoland のMT120用にはどう設定したらいいのかという情報がないので、自分で組み合わせを考えては試してというトライアルアンドエラーで解明してみました。
ある5箇所にジャンパピンをつけたら、みごと使えるようになりました。
仮想ディスクをエミュレーターで変更してもちゃんと最初の曲を自動で読み込んでくれます。
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Roland MT-120は、midiの再生だけでなく、midi出力もあるので、他のmidi音源から音を出すこともできる。
仮想フロッピーディスクに対してディスクのフォーマットもできました。ここにMT-120で作成した曲を保存することもできました。試しに空でレコードして保存してみると、パソコンで見たら、MT120001.RSCというファイルが保存されていました。拡張子rscの独自ファイルです。
再生用に作った仮想フロッピーのSMFのディスクには書き込むことができないようです。
音の入力に対してエコーなどのエフェクトがかけられないけど、エレキバイオリンの練習にも使える。
軽くなったので、DC9Vで1000mAのモバイルバッテリーがあれば、電源が取れない場所に持ち運んでも使えるかもしれない。
midi音源にもなるし、他のmidi音源にもつなげれるところが、拡張性があるので、MT90Sよりいいところですね。