YAMAHAのmidi playerの伴奏君のフロッピーディスクドライブをフロッピードライブエミュレーターSFR1M44-U100K USB Floppy Drive Emulatorに自己責任で交換してみた。
MDP-10の外側のねじを全部はずすと、後ろの部分をパカっと抜き取ることができる。
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そこから中央基盤のねじと基盤の下の金属のパーツのねじはずして、内臓FDDのねじが外れるぐらいに動かして空間を確保する。複雑なので完全に分解はしない。
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フロッピードライブを固定している左右のねじを4つはずして、フロッピードライブを外す。
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三菱 MF355F-2252MG(タイ製)というFDDが入ってました。
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300グラムほど軽くすることができます。
そこに、エミュレーターを置いて留めるのだが、エミュレーターのボディにあいているねじ穴がちょっと小さいので、ねじでグリグリとして大きくして一旦ねじを入れてからはずして、ねじ穴の大きさを確保しておくと、スムーズに取り付けることができる。
後は、元に戻して終了。
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次は、USBメモリをフォーマットするために2GのUSBメモリを差し込みます。
黒い2つのボタンを同時に押して電源を入れると、左の数字が001から上がっていくので、そうなったら、ボタンを離します。これでフォーマットが始まります。
この方法で、1000枚分のフォーマットをするので数字が999になるまで待ちます。999になったら終了です。
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次に、パソコンからUSBメモリにmidiファイルを保存します。midiファイルはフォーマット0の規格のものでないと、MDP10では再生できません。
あくまでもWindowsの場合ですが、USBをパソコンにさして開いたところにファイルが置けますが、ここには最初のフロッピー1枚分の容量のファイルしか置けません。
windowsではUSBメモリは最初のパーティションしか表示できないそうです。
それでは、残りの999枚分にファイルを置くにはどうしたらいいのでしょうか。
私が試した方法を書きます。
フロッピーエミュレーター(USB Floppy Emulator V2 v https://usb-floppy-emulator-v2.software.informer.com/1.4/)というソフトを使って管理すると100枚までは保存できます。グーグル検索すると見つかると思います。
Windows7 64bitで動かしています。
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このソフトを起動して、USBメモリを選択すると、100枚分のフロッピーディスクのイメージファイルが見れます。
最初の000はパソコンからアクセスできるので、そこがいっぱいになったら、右クリックでメニューを表示させて、Export image file を選択しますと、パソコンにそのイメージファイル(FIMG000.img)が保存できます。
次に001で右クリックメニューを出して、Write image fileを選択すると、そこからさきほどエクスポートしたイメージファイル(FIMG000.img)を読み込むことができます。
こうやって、000でイメージファイルを作成して、他の領域に書き込んでいけばいいのです。
フロッピー100枚分のmidiファイルがひとつのUSBメモリに保存できるので、これはすごいですね。
midi再生はUSBメモリをMDP10に差し込むと000を自動で読み込んで、最初のファイルを再生することができます。
フロッピーを001以上に変更したい場合は、2つの黒いボタンの右のボタンを押すと数字が0から9までループするので好きなものを選ぶだけです。
010以上を選びたい場合は2つの黒いボタンの左を押すと2桁目の数字が0から9までループさせることができるので、左右の2つのボタンを組み合わせて選択します。
100以上の選択は、ボタンを両方同時に押すと3桁目の数字が0から9までループしますが、100以上の保存方法がわからないので、今は意味がないです。
フロッピーエミュレーターソフトでフォーマットすると100のディスクをつくることもできます。
1.44MB*100枚だから144MBのUSBメモリがあれば十分ということになります。
今時、1GのUSBメモリですら手に入りづらいと思いますが。
この機種はマイクやギターが入力していっしょに演奏できるのでエレキバイオリンの音だし練習にも使えるのでいいですね。エレキバイオリンはエコーのかけ具合で悩みますが。
あと、rolandのMT-90sやMT-120、MT-120Sも交換してみたいですが、またここからはずして、とりかえるのもなかなか手間がかかるので考え中です。
YAMAHAのMDF2のFDDは2DDの72kのものなので、このエミュレーターは使えません。
値段が倍位する72k用のエミュレーターを使うか、このエミュレーターのファームウェアを書き換えるかして取り付けないといけません。
さらに、36ピンを24ピンに変換する変換基盤が必要で3000円くらいします。自作することもできますが、部品を集めないといけません。
MDF2のエミュレーター化はコストが高くなってしまいますね。やすくするには、このエミュレーターのファームウェアを自分で書き換えて、変換基盤をじさくすることですね。
はやく変えたいなら、72k用のエミュレーターと変換基盤を買うことでしょう。安くても8000円くらいになるんじゃないでしょうかね。
いろいろ調べた結果、SFRM72-DU26というモデルだと、26ピンの72k 2DDのフロッピーと置き換えられるらしいので、それなら変換基盤は不要。個人輸入すれば、4000円以内で交換できるようだ。
でも使えるかどうかはわからない。